腕時計のオーバーホールについてパート1

ロレックスのオーバーホールが仕上がってきました。

このオーバーホールされたお品、一見したら普通のオーバーホールに見えますが

実は…。簡単にいえば…。このオーバーホールは…。

日本に僅かしかいない、ミニッツリピーターまでオーバーホール、調整出来る最高の職人さんにしていただいたものなのです。

見えるところはもちろん、細部に到るまで素晴らしい仕上がりの一品です。

みなさんはオーバーホールをお願いする場合、何で判断していますか?

  • お値段
  • 納期
  • 仕上がり
  • 信用

この腕時計ではないのですが、最近、とっても残念で、いい加減なオーバーホールをされたとってもかわいそうな腕時計たちが弊社によく持ち込まれます。

そう、オーバーホールを依頼したお客様には分からなのですが…。実は…。その中身は…。

お客様からお預かりした腕時計にあんなことや、こんなことがされているのです。

例を挙げれば…

  • 違うパーツが使ってあったり、
  • 無理にパーツとパーツをねじ込んで、そのパーツ変形してしまっていたり、
  • 明らかに修理の際に傷がついたであろうパーツであったり、
  • パーツの交換が必要なのに交換がなされていなかったり、
  • 青サビだらけのパーツ洗浄もせず、もちろんそのサビを落としもせずに再度組み付けてあったり、
  • パーツの洗浄が完全でないものが組み上がられてしまっていたり、
  • 違う金属にパーツが変えられていたり(金からスチールに交換)
  • ケース研磨、ヘアライン加工がきちんと仕上げたものには程遠いものであったり、

挙げればいっぱいあります!本当にオソロシヤ~

このようなやっつけ仕事は「熟練した職人さん」が腕時計の中を覗いて見れば、一発で判るのです。

どうしてこのような腕時計が増えているかと言うと…

それは…

次回へ続く…。

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    2015年4月6日 | コメント/トラックバック(0)|

    カテゴリー:修理依頼

    嗚呼~革バンドが…

    海外腕時計メーカーの革バンド、 日本人の腕のサイズを無視しているのか?

    それとも 弊社のお客さんの腕が相対的に細いのか?

    バンドの穴の位置が日本人の腕にフィットしていないのです!(長すぎる為 、穴あけ機で穴を開ける必要があります。)

    最近、穴あけをしたモデルは

    ヴァシュロン コンスタンタン、ブレゲ、ジャンリシャール、ブランパン

    などなど

    穴あけ機で簡単に穴が開くものはいいのですが、素材によっては非常に穴あきにくいものがあります。

    その場合は、メーカーが用意したバンドそのものをショートサイズのものに交換するしかないのですが、 そのようなバンドが用意していないメーカーは穴を開けるしかありません。

    また、革バンド交換となるとお客様に別料金を払ってもらわなければならない場合もありますし、メーカーによってはバンドだけ入荷させる為に半年近くお待ちいただけなければならないこともあります。

    外人もそんなマッチョな人ばかりではないと思うのですが…。

    何とかして欲しいものです。

    写真はジャンリシャールの革バンド穴開け完了の写真です。

    今回の必要な穴開けは2つでした~

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      ポルシェデザイン by エテルナ修理あがり

      プッシュボタンがなくなるだけならず、輸入元が無くなってしまった「ポルシェデザイン by エテルナ」の腕時計。

      修理先が見つからず、弊社にご依頼頂きました。

      通常ですと、1ヶ月程度で仕上がってくるのですが…。

      今回は国内に部品が無いため、ほぼ半年弱かかりで修理です。

      プッシャーがなくなっているので、ホコリがその外れた穴から内部に入り込み

      オーバーホールです。

      それが今日あがってきました。

      取れて無くなっていたプッシャーも復活、ねじ山が潰れかかっていた竜頭も新品交換です。

      もちろん、オーバーホールも万全です。ポルシェデザイン by エテルナも嬉しそうです。

      これからオーナー様の所へ帰郷しますが、ずっとかわいがってやって下さいませ。

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        完成しましたSEIKO・キングセイコー

        修理完了しました。

        以前、こちらのブログで上げた

        キングセイコーが完成しました。

        いや~本当にここまでが本当に長かったですね。

        今までで一番の工程を踏みました。

        1. オーバーホール
        2. リダン(文字盤再生)
        3. 文字盤の傷とり
        4. 文字盤の歪み修正
        5. バーインデックスの取り付け
        6. ラグの歪み修正
        7. ケース研磨
        8. 腕時計内部のサビ取り
        9. 風防交換

        7.に関しては風防のストックが無かったので、同じセイコー製の風防を使用させていただきました。

        ユーズドの程度の良い物を探した方が、よりコンディションの良い物が見つかるかも知れませんでしたが…。

        この時計に関しては「お父様の形見の腕時計」とお聞きしていましたので…

        上記のようなことが出来ませんでした。

        思い入れ=プライスレスなのです。

        完成のお品は

        完成後、まさに止まった時間が動き始めました。

        次世代にお父様の思い入れが受け継がれました。

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        キングセイコー文字盤仕上がり(リダン完了)

        以前、投稿したキングセイコーの文字盤が仕上がって来ました。

        (以前の記事はこちら)

        届いたケースを開ける瞬間、ドキドキものです。

        見事、キングセイコーのオリジナル文字盤に忠実に再現されていました。

        職人さん、ありがとうございます。さすがですね。

        ムーブメントにあたって変形した文字盤は

        …文字盤に付いていた「ねじれ」も綺麗に修正されています。

        文句なし、完璧ですね。

        オーナーもさぞお喜びになるのでは無いかと…

        さあ、これから組付け作業に入ります。

        また、レポートしますね。

        ではでは

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